グループディスカッション(GD)② ~99%突破できる方法~

グループディスカッション(GD)



記事の概要

前回の記事グループディスカッション(GD)① ~GDの概要~ではグループディスカッションの概要や知っておくべき基本的な情報を中心に解説しました。

今回の記事ではグループディスカッション突破のコツを中心に解説していきます。

この記事を読むことで【グループディスカッションの際にはどのような立ち振る舞いをすれば良いのか】 【企業から評価されるポイントはどんなところか】 【発言の仕方】などを学ぶことができます。

突破のコツ① 自分の役割を理解し、組織に貢献する

役割について

前回の記事でも解説した通りグループディスカッションは、協調性及び組織の中でどのような能力を発揮することができるのかをチェックしていています。

具体的には貴方自身の能力や意見をどのように使ってグループに貢献するかが問われる選考です。

最初にグループ内での役割分担が決まるとその時に決まった役割に徹しなければならないなどと勘違いしてはいけません。 貴方にリーダーシップがあれば例え司会の役割でなくても議論の中で場を盛り上げたり、貴方自身の強みを遠慮することなく発揮することを念頭に置いてください。 見ず知らずの人が集まってその場限りの役割は所詮形式的なものに過ぎません。 ですのでグループディスカッションにおいて大切なことはずばり、【貴方の強みを発揮しながら、自分の意見をグループに反映させていくこと】です。

自分の意見をグループに反映するためのコツ

・発言する

シンプルに言ってしまえば、制限時間をグループの人数で割り自分の時間として与えられた時間分は最低限グループに貢献しましょう。 例えば与えられた時間が1時間で人数が6人ならば一人あたり10分です。

自分の意見を話すことはグループに貢献するために絶対必要なことなので必ず行ってください。

・はっきりとした声で、全員が聞き取れる大きさで話すこと。

グループディスカッションの会場は周りも議論しているため声が通りにくいことが多いです。 しっかりとメンバーの反応を確かめながらグループの全員に聞こえるように話しましょう。

・論理的且つ簡潔に話しましょう。

発言をする際には誰もが同じように判断できるくらい論理的且つ簡潔であることが求められます。また説得力も大切になります。

ここで今日から使える話し方のコツを2つ紹介します。

PREP法とSDS法

PREP法とSDS法という話し方です。

この話術を意識することで自分の意見を論理的且つ簡潔に相手に伝えることができます。

PREPとは何か Point結論、Reason理由、Example具体例、Point結論

まず結論を伝えます。 次に理由を伝えます。そして理由に対する具体例を示します。最後に再び結論を伝えるという話術です。

SDSとは何か Summary全体要約、Details詳細説明、Summary全体要約

これも似ていますが、まず相手にこれから何を話すのかといった全体像を伝えます。その後、具体的にしていく話術です。

何か発言し自分の意見を伝える際には常にこのような形を意識しましょう。

・アイコンタクト及びボディーランゲージを使う。

ただ自分の意見を言うことだけに集中するのではなく、メンバーの表情を確認しながら、時にはボディーランゲージを使用し、相手とコミュニケーションをとりながら発言するようにしましょう。

突破のコツ② メンバーを助ける

自分が組織に貢献することは最も大事なことです。 しかし、他人が組織に貢献するための手助けをすることも同じくらい大切なことです。

これができれば協調性を抜群にアピールすることができます。このために意識するべきことは常に他人が意見をいいやすい環境を作ることです。

・発言者の方に顔を向けて、うなづきながら話しを聞く。

発言する時は誰しも、自分の意見に対する共感や反応を期待します。 そこでグループのメンバーの中に真剣に聞いてくれている人がいたら嬉しい気持ちや安心感が生じます。 また他人から仲間だと認められることで視線を独占することにも繋がり自分が発言する際にも有利になります。

・肯定する。

話しの論点から外れていたり、的外れな意見に対してもまずは肯定することが大切です。 肯定されて嫌な気持ちになる人はいないでしょうし、肯定から入ることで軌道修正しやすい環境を作ることができます。

要約する。

他人が話した後は「~さんの言いたいことは~だよね。」などと要約・リピートすることも大切です。 こうすることで相手は自分の話しが伝わったことを認識し、安心することができます。

・発言を促す

全員が公平に話すことができるように発言が少ない人に対して時には「~さんはどう思いますか?」などと発言するための助け舟を出しましょう。

以上のようなことを実行するとチームの雰囲気が良くなると同時に試験官に対して協調力をアピールすることができます。

突破のコツ③ チームマネジメント

突破のコツの最後はチームマネジメントを実行することです。 これは司会でなくても意識的におこないましょう。
試験官は発表の成果というよりは議論の過程を見て合否を決めている場合が多いです。

・タイムキーパーに任せきりにせず、時間を意識する

常に時間を意識しながらグループが話している内容を俯瞰しましょう。 時間を意識した発言や他人のサポートは非常に重要です。

・適宜まとめる

議論が停滞してしまったり、何を話しているのかがわからなくなった時は積極的にまとめを促す発言をしましょう。 まとめた上でその時に話さなければならない方向性を示すことができれば高い評価を得ることができます。



まとめ

以上のように 【自分の役割・自分の強みを発揮してグループに貢献すること】【他人を助けながらグループの雰囲気を良くすること】【グループ全体のマネジメントを意識すること】の3点を意識しながら実行することで、グループディスカッションは99%突破が可能になります。

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